橋詩(8)

「橋詩」

橋詩(きょうし)の世界は三行詩
五や七 単位のブロックで
色んなものを橋渡し


<橋詩 南陽彰悟('07年10月18日から)>

 
 
 
 
 
「夕焼け」
 
うろことすじの秋の雲
形が複雑だからこそ
夕焼け空が映(は)えわたる
 
 
「墓参り」
 
市営の霊園墓参り
山の頂上展望良くて
桜の春も来てみよう
 
 
「胸薬師」
 
細い参道 階段あって
お堂のそばに六地蔵塔
一段上には古いお墓が
 
 
「平等寺」
 
国宝鐘(かね)は今大阪に
源頼朝の五輪の塔は経塚の
今は楠(くすのき)大きく茂る
 
 
「麓(ふもと)」
 
丘への道を 終点そこは採土場
秋の日差しは乾いて強く
ひょっこり見つけた小さな神社
 
 
「墓参り」
 
墓を拭(ふ)き
花に蝶(ちょう)来る
月命日の
 
 
「東上那珂神社」
 
そこはバス停 岩見堂
鳥居を抜ければ坂道あって
丘上平地に神社あり
 
 
「西上那珂神社」
 
一の鳥居は車道そば
真っ直ぐ参道見晴らしよくて
少し丘に登ったところ
 
 
「ミネラルウォーター」
 
私は必要感じなく
周(まわ)りのおかげで毎日飲んで
販売店には多くの品が
 
 
「高屋温泉」
 
鯉(こい)のから揚げ鯉こくに
ひなびた建物 家具あって
帰りの満月 暗闇(やみ)照らす
 
 
「金モクセイ」
 
香りで気づき
目で探す
金モクセイは10月下旬
 
 
「秋の散歩」
 
歩けば汗で
止まれば涼しい
秋散歩
 
 
「黒貫寺(くろぬき寺)」
 
都於郡(とのこおり)真言宗の古い寺
古い本堂 久峰観音から
木像仁王(におう)は平等寺から
 
 
「丈夫な草」
丈夫な草は
ススキに葦にセイタカアワダチソウ
色は白 薄紫に 黄色の穂
 
 
「山茶花(さざんか)」
 
花びら狭いサザンカが
この秋初めて葉の間
いよいよ涼しさ増して来て
 
 
「鳶(とび)の群れ」
 
空高くトビ群れ回る
ピーヒョロロ
これは秋の繁殖期?
 
 
「売地」
 
ずっと売地の看板の
ついに土盛り秋の空
どんな建物この風景に
 
 
「佐土原いろは座」
 
劇 島津啓次郎
生き生き描く 明治初めの
若者姿
 
 
「秋雨」
 
秋雨にしては
大粒
部屋まで雨音
 
 
「車から」
 
カーオーディオの大音響の
音楽響く
赤信号に
 
 
「草の種」
 
センダン草も実をつけて
道端(はし)歩けば
ズボンに付着
 
 
「村角(むらすみ)の高屋神社」
 
境内は猿田彦の石碑が多く
ナギの木これは郷土の銘木
昔掘られた井戸もあり
 
 
「秋の夕日」
 
秋の夕日は
暖か色で
一本一本山の木見えて
 
 
「センダン草」
 
センダン草の実は多く
くっつきやすい逞(たくま)しさ
どうりでどこでも繁殖し
 
 
「ホームセンター」
 
ホームセンター一角の
木工加工の部屋あって
楽しみ作業のおじさんが
 
 
「北海道物産展」
 
31年前のこと
ニシンを食べた稚内(わっかない)
二重の窓を思い出し
 
 
「都万神社(つまじんじゃ)」
 
都万神社 接して流れる桜川
岩瀬の人の植樹あり
世阿弥(ぜあみ)の能の桜川
 
 
「川水流(かわずる)の鮎やな」
 
丸太を組んで石載せて
清流ここは五ヶ瀬川
川べり鮎(あゆ)は景色も美味(うま)く
 
 
「棚田(たなだ)」
 
五ヶ瀬町は棚田があって
朝霧中の 米ひのひかり
風景見ればますます美味しく
 
 
「カマキリさん」
 
舗装の上のカマキリさんは
緑もいれば茶色のものも
そろそろ冬が近づく夕日
 
 
「電気店オープン」
 
暗いうち6時前店着いて
それでも順番207
大型テレビが買えて喜ぶ
 
 
「新築祝い」
 
新築祝いは木の香り
吹き抜け家のアクセント
対面式の台所
 
 
「道路の散歩」
 
旧国道の朝散歩
次から次へと店あって
農道散歩と両極端の
 
 
「インフルエンザ予防注射」
 
昔の針とは異なって
ほとんど痛みを感じずに
細くなったか注射針
 
 
「湿度計付き掛け時計」
 
湿度計 温度計 月日曜日の
掛け時計
時刻は針で 電波時計で
 
 
「コメツキバッタ」
 
舗装の上のコメツキバッタ
寒風渡る青空を
見上げてじっと何思う
 
 
「SDメモリーカード」
 
60倍速SDカード1Gバイト
それでも値段は2400円
4年前とは大違い
 
 
「リサイクルショップ」
 
私にぴったりデジカメは
偶然見つけたリサイクルショップ
翌日行って買いました
 
 
「11月下旬」
 
空気は冷えても
日差しは強く
南九州 初冬の景色
 
 
「カー用品ショップ開店」
 
ゴムの香りも新鮮で
目玉商品積み上げて
夜の明かりもまぶしくて
 
 
「散歩」
 
草原少し冬の色
小型の菊の盛り上がり
香りたっぷり蜂も来て
 
 
「お湿(しめ)りの雨」
 
葉牡丹(ぼたん)苗(なえ)も生き生きと
空気もしっとり落ち着いて
車の汚れも清めます
 
 
「音楽祭」
 
吹奏楽の響き聴き
ますます元気が沸いてきて
すっきり気分の帰り道
 
 
「犬槙(いぬまき)」
 
犬槙の実を久しぶり
緑と赤の実は葉の奥に
明日はいよいよ12月
 
 
「セラミックファンヒーター」
 
15年間故障なし
手軽で小型でお気に入り
新品買い換え2400円
 
 
「冬の空」
 
土手から眺める
冬の空
大きく回る戦闘機
 
 
「忘年会」
 
今年も健康喜び合って
ビールを多めに
デジカメ写真
 
 
「椿山キャンプ場の紅葉(もみじ)」
 
谷あい渓流風とまり
師走の紅葉は今真っ盛り
見る人あまり居(い)ないけど
 
 
「イノシシ狩り人」
 
軽トラ荷台は檻(おり)の猟犬
電波探知機 トランシーバー 笛鳴らし
寒風吹いても気にせずに
 
 
「逢初川(あいぞめがわ)」
 
コノハナサクヤヒメ と ニニギノミコト
出会いのところ 湧き出る清水が清らかな
小川の素朴さ神代(かみよ)の世界
 
 
「ハマヒサカキ」
12月ハマヒサカキが
実をつけた
葉陰に小さく黒い実を
 
 
「カイガラムシ」
 
白い塊 枝に付き
メスは羽なし蝋質(ろうしつ)の
やはり昆虫 オスは羽あり
 
 
「電飾」
 
12月電飾光る闇(やみ)の中
田舎道(いなかみち)ほど
効果的
 
 
「夏みかん」
 
風も無く
冬の柔らか陽(ひ)を吸って
黄色味増した夏みかん
 
 
「取りたてミカン」
 
大きな黄色のスイートスプリング
取りたて厚皮むくときは
柑橘(かんきつ)香りの霧わいて
 
 
「モーターランド」
 
細い山道みかん畑も
最後は三叉路(さんさろ)看板あって
四輪駆動のコースあり
 
 
「木立ダリア」
 
枝の分かれ目 水平の
古い茎 茶色で木質
薄紫の大きな花の
 
 
「ワシ鷹(たか)類のチョウゲンボウ」
 
昨日と続いて同じ場所で見た
ゆったり浮かぶチョウゲンボウが
冬の日差しに西風に
 
 
「風が無くても」
 
12月15日
風が無くても寒さ身にしみ
冬の真顔を見た思い
 
 
「枯れススキ」
 
逆光ススキは銀色の
枯れススキとはいうものの
青空背景心にしみる
 
 
「電飾」
 
12月
電飾華(はな)やか
青 白 増えて
 
 
「金柑(きんかん)」
 
野原はすでに枯れ野でも
緑の葉っぱに黄色い実
青空背景冬の華(はな)
 
 
「ハイビスカスの花」
 
年の暮れ
ハイビスカスの赤い花
冬の陽(ひ)集めて咲き誇る
 
 
「冬晴れ」
 
冬晴れの
枯れ草光る
師走午後
 
 
「緑の草」
 
何も無い畑の上に
小さな草が
緑色 年の暮れ
 
 
「冬のウナギ屋さん」
 
年の暮れ
やはりウナギは季節もの
空(す)いてたけれど味うまし
 
 
「暮れの墓参り」
 
風も無く
暮れのお墓は
一年思う
 
 
「弟と」
 
城跡眺め
ラーメン食べて
町並み見下ろすコーヒーの
 
 
「クリスマスイブ」
 
ケーキ食べ
鳥を味わいワインのみ
いつもと同じく楽しい夕べ
 
 
「SDメモリーカード」
 
1Gがたったの\880
歳末セールと言うものの
時代の進歩の驚きの
 
 
「暮れの雨」
 
黒雲わいた暮れの空
ぽつぽつ雨粒
重たさ増して
 
 
「年の暮れ」
 
店先は切り替え早く
正月へ
電飾だけはまだクリスマス
 
 
「もち米洗い」
 
もち米洗いは私の仕事
7回分けて7升(しょう)を
水漬(つ)け明日を待つ米は
 
 
「餅(もち)つき」
 
人が集まり餅つきは
形を変えるもち米の
てかてか光る年の暮れ
 
 
「大晦日(おおみそか)」
 
蕎麦(そば)に水炊き
紅白を見て
いつもの通が幸せの
 
 
「お正月」
 
暖冬を突き抜けて
寒風西風元気出し
正月気分に重み増す
 
 
「1月2日」
 
空気澄(す)み
山近く見え
神社は清し
 
 
「夜景」
 
正月初めは空気澄(す)み
丘から眺める夜景は明確
初めてビールは冷ための
 
 
「古い電池」
 
液漏(も)れは
アルカリ電池
今も続いて
 
「速川神社(はやかわじんじゃ)」
 
谷川越えて荷物を運ぶ
ワイヤー荷台も新しく
新年 滝も清流も
 
 
「野鳥のメジロ」
 
冬空群れ飛ぶメジロさん
葉なしの柿枝9羽もとまり
正月めでる歌声は
 
 
「冬の海」
 
見下ろす海は冬の海
釣り人ちらほら防波堤
入船出船の漁船あり
 
 
「西都原(さいとばる)」
 
春の菜の花
苗植えられて
冬の日差しにすくすくと
 
 
「1月上旬」
 
暖冬で
風も春風
一月の
 
「小川」
 
ゆっくり泳ぐはマガモの夫婦
そばではアオサギ飛び立って
冬でも小川は楽しそう
 
 
「ブレーキ」
 
愛車のブレーキローターを
撫(な)でて味わう
この十六年
 
 
「1月中旬 24度」
 
最高記録の暖かさ
風生(なま)ぬるく
体が緩(ゆる)む
 
 
「スイセンの花」
 
暖冬に
さらにスイセン
香りたつ
 
 
「冬の日南海岸」
 
次々トンネル作られて
間道になる観光地
冬の白波 洗濯岩を
 
 
「孔雀(くじゃく)」
 
悠々(ゆうゆう)歩き
人居ても
無頓着(もとんちゃく)
 
 
「町並み」
 
広い道路の町並みは
少し脇道入ってみれば
田んぼ広がり昔のままの
 
 
「御牧赤報(みまきせきほう)の墓」
 
自得寺跡にひっそり残る
それでも供えた葉は緑
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の事思う
 
 
「野鳥のチョウゲンボウ」
 
尾羽は細長
スマートで
地面の餌(えさ)を探して回る
 
 
「野焼き」
 
野焼きの季節がやってきた
火付けは今はライターで
煙と炎が景色変え
 
 
「シャープペンシルの芯(しん)」
 
最超強度 折れにくさ
歌う製品多くなり
ようやく私の好みに合って
 
 
「デパート」
 
子供のころの建物は
古い階段
上から下まで降りて楽しい
 
 
「ミネラルウォーター」
 
カルシウム
濃度はいろいろ
選んで買って
 
 
「1月末でも」
 
西風も
生暖かく
一月南国昼下がり
 
 
「古道の梅の花」
 
ここは尾根道 飫肥街道(おびかいどう)
人家も見えぬが梅林(うめばやし)
花の白さに歴史あり
 
 
「たい焼き屋さん」
 
オープンしたてのたい焼きは
大声挨拶(あいさつ)活気あり
皮はパリパリ甘みひかえめ
 
 
「34年前の電気釜(がま)」
 
倉庫にあった電気釜
一升炊きで皆(みんな)で食べた
忘れていたけど懐(なつ)かしい
 
 
「野焼き」
 
葦(あし)の野焼きは
炎が高く
黒味を帯びた煙も昇(のぼ)る
 
 
「ショッピングセンター」
 
外は大粒冬の雨
暖房効いた大モール
ここはいつでも春の日の
 
 
「日照時間最少」
 
30年で一番短く
雨雨雨の1月だった
おかげで野焼きも日取り難(むずか)し
 
 
「梅の花」
 
紅梅は
色見るだけでも
暖かく
 
 
「ボケの花」
 
一月末日
ボケの花
真紅(しんく)の花びら冬を突き抜け
 
 
「カーオーディオ」
 
今は多機能
ボタンは小さく多くなり
中高年には難(むつか)しく
 
 
「メガネ」
 
またまた増えたプラスティック枠(わく)
金属プラと交互に変わり
レンズは小型化 今流行(はや)り
 
 
「初ヒバリ」
 
2月3日の初ヒバリ
上空高くはないけれど
さえずる音色は本格的な
 
 
「冬の海」
 
静かな海でも冬の海
遠くに一隻(せき)貨物船
釣り人寒風気にもせず
 
 
「オオイヌノフグリの花」
 
2月5日に初めて見つけた
小さな野草の青い花
今日は何だが嬉(うれ)しくて
 
 
「樹齢400年 月知梅(げっちばい)」
 
回りまわれば3度の香り
地に着く枝から再び伸びて
元は一本 月知梅
 
 
「好隣梅(こうりんばい)」
 
山頂丸太の展望台は
灯台 青島 掘切峠(ほりきりとうげ)
北の方 このはなドームと飛行場
 
 
「畦焼き(あぜやき)」
 
今の田んぼは黒化粧
茂った枯れ草灰となり
田植えを待つ上ヒバリ鳴く
 
 
「枝垂(しだ)れ紅梅」
 
小柄でも
香り漂(ただよ)う
枝垂れ梅
 
 
「冬の海」
 
青い海
北風白波元気付け
フェニックスさえ寒そうで
 
 
「座論梅(ざろんばい)」
 
古枝地に着き新芽出て
満開樹齢は600年
細長丸形 力石(ちからいし)
 
 
「冬の風」
 
朝までの雨 コンクリート
行きは雨水残っていたが
帰りは冬風もう乾き
 
 
「100円ショップ」
 
値段さておき
他では無い
物を探すも楽しみで
 
 
「家一郷山(いえいちごうやま)の自然観察歩道」
 
椿山キャンプ場の対岸
ヤツデが寄生 大木の上
ミニ展望台 岩桜 岩屏風(いわびょうぶ)
 
 
「葦原(あしわら)」
 
2月葦原
明るくて
黄緑メジロが飛び移る
 
 
「ガソリン値段」
 
151円まで上がったけれど
今日は140円久しぶりインド中国
消費が増えておまけに投機で値上がりし
 
 
「太平洋戦争の飛行機格納庫跡」
 
新田原(にゅうたばる)茶畑に
皿伏せ形の戦闘機格納庫
敵を欺(あざむ)くセメント上の草
 
 
「古墳(こふん)」
 
古墳の枯れ草
野焼きが終わり
近づく春の日差しの中で
 
 
「西風」
 
西風に
春の気配の
それでも寒く
 
 
「駐車場」
 
無人有料駐車場
時間がたてばストッパー
気づかずスタートしては大変
 
 
「犬さん」
 
いつもの散歩でほえる犬
いつまでたっても飽(あ)かずにほえる
これはこれで可愛(かわい)いものだ
 
 
「車の方位計」
 
液体入った小球の
プラスティックが磨り減って
寿命は短く2年かな?
 
 
「墓参り」
 
強風北風 墓参り
花瓶(びん)も転がり
ライター着かずそれでも日差しは春気配
 
 
「冬の海水浴場」
 
日差し明るく 海群青(ぐんじょう)の
中学生のスケボーは
しばし忘れる冬の風
 
 
「細い道」
 
初めての道行けば
集落縫(ぬ)って曲がって続く
これはおそらく古くから
 
 
「風邪(かぜ)」
 
鼻水は
コタツに入るのが
何より効(き)いて
 
 
「薬局」
 
今は薬局ドライブスルー
おまけに
コーヒーサービス付きの
 
 
「2月末」
 
南風
それでも寒風
2月末
 
 
「うるう年」
 
オリンピックは うるう年
2月3月同じ日の
曜日がずれる うるう年
 
 
「新製品でも」
 
デジ一眼 カメラコーナー見に行けば
新製品でも目立たぬところに
マイナーメーカーかわいそう
 
 
「日向夏みかん」
 
色黄色明るい黄色
遠くからでもすぐ分かる
たくさんたくさん採(と)れました
 
 
「ドライブスルー薬局」
 
確かに速くて
便利だけれど
薬の説明大丈夫(だいじょうぶ)かな
 
 
「黄砂(こうさ)」
 
青空は消え
白い車は黄色くなって
これはモンゴル砂嵐(すなあらし)
 
 
「啓蟄(けいちつ)」
 
啓蟄は
テントウムシが
連(つ)れ合いで
 
 
「春の花」
 
小山(こやま)への道
スミレ コブシに白花タンポポ
3月上旬 春の花
 
 
「白鬚(しらひげ)神社」
 
畜産盛んな川南町
拝殿前には牛像 馬像
修験者ゆかりの古杉あって
 
 
「道の駅フェニックス」
 
巾着島(きんちゃくじま)も変わらずに
裏山模様も変わらずに
そのうち開通バイパスは
 
 
「春の雨」
 
車に当たる雨の音
春の黄砂(こうさ)も
なかなか取れず
 
 
「山道も」
 
ほとんど車も通らぬ道も
砂利(じゃり)が敷かれて
舗装(ほそう)され
 
 
「野鳥のチョウゲンボウとカラスさん」
 
春の田んぼの上高く
チョウゲンボウに挑発するのはカラスさん
チョウゲンボウはワシタカ類だよ小型でも
 
 
「蛍光灯の点灯管」
 
36年新築ままの点灯管は
ほとんど使わぬ廊下(ろうか)の上の
初めて交換 黒光り
 
 
「車のワイパー交換」
 
水銀灯の光の中で
ホームセンター ワイパー買って
手作業交換 知恵の輪の
 
 
「カー用品店」
 
香水サンプルずらっと並び
甘い香りにすっきり香り
私の車は無臭がいいな
 
 
「コブシと木蓮(もくれん)」
 
コブシさん花びら細くて風なびく
木蓮さん木の蓮(はす)とは良い名前
二つ並んで花見た日
 
 
「山越えの道」
 
前回は草丈(くさたけ)高く通れずに
新芽の伸びない今のうち
かすかな踏(ふ)み跡頼りに越えた
 
 
「川南町の白鬚(しらひげ)地区」
 
白鬚神社から龍ヶ脇の滝
林道坂道谷川聞こえ
山の中腹 牛舎あり
 
 
「テスト運転」
 
車検の後の試運転
少しもたつく吹き上がり
コンピュータも学習し復調嬉し
 
 
「山桜」
 
山にぽっかり山桜
少ない数が
温(あたた)かさ
 
 
「車のワックスかけ」
 
眩(まぶ)しい日差しのワックスかけは
細かいところを眺めて磨く
車を愛する心も春の
 
 
「山路毘沙門天立像(やまじびしゃもんてんりつぞう)」
 
参道山道苔(こけ)むして
周(まわ)りの古びた大師像
社殿は2重の扉(とびら)あり
 
 
「三納の長谷観音(はせかんのん)」
 
林道登れば山桜
本堂奥には観音像の上部が残り
はるか遠くは高鍋の町
 
 
「車のワックス」
 
ころころ転がる大きな水玉
走った後は細かい粒がまつわり飾る
ワックス塗りたて初めての雨
 
 
「ウンナンオウバイ」
 
細枝つける黄色花
春の青空背景に
ウンナンオウバイ明るさ増して
 
 
「デジカメ選び」
 
お祝いデジカメ選びは楽し
3軒回った量販店を
私の好みが入(はい)ります
 
 
「マツバウンラン」
 
今年も咲いたマツバウンラン
桜の花期とそろって咲いて
松葉のような細い葉と紫色の可憐な花よ
 
 
「車のメータパネル」
 
メータパネルのリフレッシュ
数は22電球交換
明るさ増して嬉(うれ)しくて
 
 
「田植え」
 
小さく細い稲の苗(なえ)
溝には板はめ水位上げ
カラスが歩く水入り田んぼ
 
 
「堀切峠トンネル」
 
トンネル開通6日目
歩道を走る自転車あって
旧道空(す)いてもにぎわう道の駅
 
 
「3月末の雨」
 
開花宣言その後の雨
頭をたれるフリージア
キジバト番(つがい)で竿(さお)とまる
 
 
「三月末のヒバリ」
 
ヒバリさえずり漂(ただよ)いながら
今は田んぼに稲の苗(なえ)
レンギョウ スオウにボケの花
 
 
「垂水公園(だるみずこうえん)」
 
山腹の
白い桜の
霞(かすみ)のように
 
 
「天ヶ城(あまがじょう)の桜」
 
天守閣から旧 登城路下る
花びら散らす風の息
平地の家並みここにも桜
 
 
「宝塔山」
 
ソメイヨシノに山桜
昔の頃から桜見の
今は車道に若桜
 
 
「桃と桜」
 
枝にまつわる桃の花
桜は淡(あわ)く桃華(はな)やかな
花色混じる同じ枝 色が濃いのは桃の花
 
 
「山椒(さんしょ)の葉」
 
山椒の新芽は黄緑色の
鮭(しゃけ)にもよく合い
味噌汁入れても春香り
 
 
「雨桜」
 
遠景 菜の花 雨桜
うっすら溶け合う春の風
西都原は別世界
 
 
「豪雨の桜」
 
大粒の雨
晴れて見かけた桜の花は
今でも満開よく耐えて
 
 
「桃の枝」
 
桃の枝
水平少なく
反(そ)って上向き
 
 
「田んぼ」
 
稲の苗(なえ)
大粒雨降り
嬉(うれ)しか困るか
 
 
「都農ワイナリー」
 
都農の海岸 町見下ろして
タンク室内立ち並び
周(まわ)りを飾る芝桜
 
 
「西都市の三納城跡(みのうじょうあと)」
 
城主飯田は島津に討たれ
今は桜と祠(ほこら)があって
山城見晴らし春景色
 
 
「ガソリン」
 
ガソリン値下げで
サービス合戦 しかし今秋
発売されるディーゼル車
 
 
「春の雨」
 
菜種梅雨
蓮華(れんげ)もかすみ
稲喜んで
 
 
「ザック」
 
リュックサックの壊れる部分は
チャックの指で引っ張るところ
有名メーカーさすがに頑丈(がんじょう)
 
 
「タバコの葉」
 
ビニール畝(うね)から伸びてきた
タバコの葉っぱは初夏の精
にょきにょき見る間に大きくなーれ
 
 
「4月中旬」
 
ソメイヨシノは
花と葉混じり
大粒雨にも散りもせず
 
 
「鯨幟(くじらのぼり)」
 
佐土原町のシンボルの
鯨の形ののぼりです
胸鰭(むなびれ)までも風に乗り
 
 
「椿山(つばきやま)」
 
新緑椿は赤っぽい
空気は澄(す)んで海青く
啄木鳥(きつつき)ドラムも遠くから
 
 
「雉(きじ)」
 
そばから飛び立ち
真っ直ぐ飛んだ
オスのキジさん野生感
 
 
「新富町の芝桜」
 
個人が育てた600坪の
色濃い桃色 芝桜
桜の終わりに春称(たた)え
 
 
「夕暮れの海」
 
釣り人見えた日向灘
闇(やみ)はふくらみ
白波だけが海を舞う
 
 
「イッペイの花」
 
四月の青空背景に
朝顔大の黄色花
葉が少ないうち咲き誇る
 
 
「雉(きじ)の番(つがい)」
 
草原逃げる走って逃げる
方向別々分かれあい
雌が飛び立ち 雄後を追う
 
 
「四月末の稲」
 
早期水稲
葉増え色濃く
日差しも初夏へ
 
 
「家の塗り替え」
 
あっという間に足場は組まれ
家を眺めりゃ
思い出巡(めぐ)る
 
 
「宮崎市 日吉海岸」
 
海に突き出る滑走路
ライトつけ海から降りる旅客機は
青島温泉 オーシャン45 クンパチ山も
 
 
「マツバウンランの群生」
 
空き地に一面紫色の
砂地が好きかな
春風の草
 
 
「タバコの葉」
 
みるみる伸びたタバコの葉
ビニール畝(うね)も小さく見えて
いずれはどこかの喫煙家
 
 
「景色」
 
レストラン
景色は立派な
調味料
 
 
「鯨のぼり」
 
胸鰭(むなびれ)そよぐ五月風
佐土原名物
鯨ののぼり
 
 
「五月の雨」
 
久しぶり
五月の雨は
緑葉冴(さ)えて
 
 
「セッカ ヒバリにウグイスさんは」
 
五月はじめは元気鳥
葦原 セッカはひっひっチャチャ
ヒバリ ウグイス喉(のど)冴えて
 
 
「逃げ水」
 
道路の逃げ水
チラッと見えた
五月連休 夏日差し
 
 
「名貫川(なぬきがわ)」
 
尾鈴山系 雨水集め
木城と都農(つの)を隔(へだ)てる川は
深々えぐる肥沃(ひよく)土地
 
 
「USBフラッシュメモリー」
 
2 ギガバイトで1000円に
みるみる値下がりフラッシュメモリー
見なくなったフロッピー
 
 
「待夢(たいむ)」
 
平和台 レストランから眺めれば
遠くの山並み背景に
カーフェリー 放送アンテナ 川の橋
 
 
「タバコの花」
 
ピンクの花は控(ひか)えめの
五月の日差しに洗われて
大きな若葉を引き立てる
 
 
「鳥の声」
 
青葉あふれる散歩道
ヒバリとセッカとコジュケイさんは
艶(つや)を与える役者さん
 
 
「バンマツリの花」
 
初め紫
後白くなり
芳香漂うバンマツリ
 
 
「鯨のぼり(くじらのぼり)」
 
初夏の雨
鯨のぼりは気にせずに
4匹そろって胸びれ扇(あお)ぐ
 
 
「母の日」
 
明るく輝く
緑葉に
母の日の風
 
 
「オーディオ」
 
ステレオ機器の高級化
音は確かに良くなって
昔に戻る電気店
 
 
「新カメラ店」
 
引っ越し新築カメラ店
中古カメラも並べてあって
量販電気の店とは異なり
 
 
「30年目の冷蔵庫」
 
時々音が大きくなって
それでもピッチリ冷えますよ
30年故障もせずにありがとう
 
 
「リサイクル店」
 
思わぬものが置いてあり
昔の型のスピーカー
なかなか興味をそそられる
 
 
「新冷蔵庫」
 
後ろのパイプが見えなくなって
断熱壁は薄くなり
本当(ほんと)に静かな動作音
 
 
「彩雲と暈(かさ)」
 
太陽周(まわ)りに2重の虹が
暈(かさ)と彩雲 昼間を飾る
空はうっすら雲かかり
 
 
「サツマイモ」
 
昔は地面にそのままに
今はビニール畝(うね)から伸びて
元気を増したサツマイモ
 
 
「らっきょう漬(つ)け」
 
真っ白な
銀色さえ帯び
漬けたてラッキョウお酢の中
 
 
「キュウリ」
 
ハウスのキュウリは実ったけれど
曲がったものは捨てられて
味も栄養 変わらぬけれど
 
 
「小千鳥(こちどり)」
 
砂利の広場に小千鳥さんは
小走り走って餌(えさ)つつく
このとき向きが変わってしまい 千鳥足
 
 
「虫取りなでしこ」
 
色はくっきり花小さいが
五月(さつき)の風に
自己主張
 
 
「山並み」
 
重なる山並み
うっすら見えて
新緑飾るアグリ館
 
 
「梅雨近く」
 
雨粒手の甲
寒くなく
いよいよ梅雨かと新緑の
 
 
「南郷町の海」
 
対岸大島 灯台光り
海には小島と小船が浮かび
朝日は海面光って踊る
 
 
「坂元の棚田(たなだ)」
 
もと茅場(かやば)7年かけて石垣積んで
小松山の中腹に 畑もあって段々畑
棚田を渡るウグイスの声
 
 
「山越えの車道」
 
谷道の斜面を削って道路あり
橋げたの高さに驚く深い谷
新緑山にはウグイス元気
 
 
「峠(とうげ)にトンネル」
 
車道で山越え
谷川沿いに
最後はトンネル峰(みね)の下
 
 
「コチドリの雛(ひな)」
 
砂利(じゃり)広場
親はピーピー呼び寄せど
かわいい雛は止まらず走る
 
 
「電話機のカールコード」
 
15年使った螺旋(らせん)の電話コード
いろんな人の脂(あぶら)も付いて
新品コードは長めにし
 
 
「強風」
 
梅雨に風に
帽子転(ころ)がり追いかけりゃ
傘もラッパになった日は
 
 
「佐土原城跡の花ショウブ」
 
長年の思いをたっぷり吸い込んだ
土から花咲く花しょうぶ
小学生の希望も乗せて
 
 
「穂北城跡(ほきたじょうあと)」
 
一ッ瀬川から次第にのぼり
そこは穂北の上野地区
ドコモのアンテナ駐車場
 
 
「農業法人」
 
点々と畑を増やし
同じビニール畝(うね)作り
植えた作物 皆同じ
 
 
「穂北城跡(ほきたじょうあと)」
 
石碑(せきひ)が三個 欠けた説明版
断崖見下ろす穂北町一ッ瀬川は掘りとなり
遠く山角の橋 西都原 都於郡城の山
 
 
「母を」
 
梅雨の雨
母に菖蒲(しょうぶ)を
車窓から
 
 
「おたまじゃくし」
 
おたまじゃくしは田んぼが故郷
稲は小さく柔らか底に
のんびり昼寝の梅雨の陽(ひ)は
 
 
「ジャンボタニシ」
 
長い触角田んぼの中に
おたまじゃくしと一緒に遊び
そばにはピンクの卵さん
 
 
「ケータイでホームページ」
 
文字はまったく問題なくて
写真がやはり小さいな
今では結構使えるな
 
 
「円筒形の小型歯ブラシ」
 
奥歯の奥の側面は
円筒形の毛の束で
磨けば届きすっきりと
 
 
「梅雨の合間(あいま)」
 
梅雨合間
明るい空を
田んぼが映(うつ)す
 
 
「梅雨時」
 
梅雨時は
夏の爆発エネルギー
じっくり溜(た)め込む雲の上
 
 
「梅雨の朝」
 
薄曇り
それでも眩(まぶ)しい
梅雨の朝
 
 
「薄日」
 
薄日でも
稲の葉光る
梅雨の朝
 
 
「大型電気店」
 
一年違いで2軒目工事
広い建物駐車場
とても嬉(うれ)しい消費者は
 
 
「ジャンボタニシの卵」
 
梅雨曇り田んぼの稲に
ピンクのものが
それはタニシの仲間の卵
 
 
「健康診断」
 
去年まで長い行列待ち時間
今日はぱらぱら空(す)いていて
聞けば検査車2台に増えた
 
 
「沖縄おみやげ」
 
ミミガーチップ豚の耳
刻(きざ)んであって油で揚げて
耳とはちょっと思えない
 
 
「墓参り」
 
出かけるときは雲厚く
墓の掃除は青空の
梅雨の合間はまぶしい景色
 
 
「電気蚊取り器」
 
コードなし100ボルト
マット式の蚊取り器を
探せどなかなか見当たらず
 
 
「梅雨寒(つゆざむ)」
 
上着を探す
梅雨寒の
真夏光の雲の上
 
 
「オーシャン45」
 
梅雨の雲
ビルをカンバス
動き絵作る
 
 
「梅雨の合間(あいま)」
 
梅雨の合間は布団干し
お墓のお参り花飾り
あっと言う間に一日終わる
 
 
「タバコ畑」
 
梅雨の合間は
黄色葉混(ま)ざり
農薬機械はゆっくり進む
 
 
「稲」
 
雨がやんだら稲冴(さ)えて
小さな白花ひっそりと
雨粒さえも気にせずに
 
 
「夕焼け」
 
梅雨の夕焼け
まぶしさ増して
周りを飾る山の陰(かげ)
 
 
「旧市街地 新立体駐車場」
 
ぐるぐる登る駐車場
思わぬ所(とこ)から車人
やはり平地が一番だ
 
 
「ゲームセンター」
 
ゲームセンターのぞいて見れば
昔風だよ幼児用
若者向きは大音響に大画面
 
 
「7月2日」
 
梅雨の合間の陽(ひ)が見えて
干(ほ)した布団も
さらさらと
 
 
「西都市 長園のヒマワリ」
 
長園原の見晴らしよくて
ヒマワリつぼみも花もあり
新道ひらく夏空を
 
 
「稲の花」
 
花びらはたして何枚か?
白くて小さく
分からぬままに
 
 
「庭の草」
 
終わりに近い梅雨晴れて
野草が元気に伸びてきた
取るには惜(お)しいが草取りを
 
 
「店のエアコン」
 
食料品はぴちっと効いて
衣料売り場はおだやかに
入り口トイレは生暖かく
 
 
「タバコの葉」
 
タバコの葉っぱが黄葉し
汗がびっしょり散歩道
途中で飲む水 氷水
 
 
「稲穂」
 
7月上旬
早期水稲 稲穂がたれて
刈り取り近づく夏の風
 
 
「湿度」
 
からっと暑い夏日差し
梅雨時よりは
過ごし易くて
 
 
「施餓鬼(せがき)」
 
読経(どきょう)も音楽
どんちんしゃんの楽器ものどか
仏教 心の和(なご)む日に
 
 
「i-Phone 携帯電話発売」
 
液晶パネルでキー入力を
javaもしっかり使えます
ホームページもさくさくと
 
 
「夏でも」
 
風はさわやか曇り空
秋の初めを思わせる
人々休める自然の恵み
 
 
「朝顔」
 
梅雨明けて
薄い花びら朝顔の
青空背景 風なびく
 
 
「車のエアコン」
 
晴天7月
それでも涼しい
車のエアコンすごいもの
 
 
「海風」
 
夏の海風さわやかで
太陽元気も
うれしく感じ
 
 
「ショッピングセンター」
 
外は7月暑い夏
広い室内涼しさ満ちて
歩き回れば良い散歩
 
 
「お中元」
 
親戚回ってしばらく話し
お土産(みやげ)までももらってしまい
やはり中元良いものだ
 
 
「日向雨(ひなたあめ)」
 
空には太陽
にわか雨
陽気な天気の昼の午後
 
 
「少機能製品」
 
電話機 扇風機
多機能製品避けるのが良い
単純操作が一番だ
 
 
「デジタル一眼レフカメラ」
 
ライブビュウ オートフォーカス
すばやくて
かなりの進歩 でもまだまだの
 
 
「宮崎観光 掘切峠(ほりきりとうげ)」
 
数十年観光目玉のフェニックス
一番奥の一本が
ついに枯(か)れた虫被害
 
 
「早期水稲(すいとう)」
 
稲穂垂(た)れ
案山子(かかし) 爆鳴機
雀さんも大変そうな
 
 
「7月末の墓参り」
 
灼熱(しゃくねつ)太陽墓参り
人影見えない墓参り
草も暑さで伸び遅く
 
 
「案山子(かかし)」
 
お目目の大きな案山子さん
黄色の稲穂に囲まれて
もうすぐ刈り入れ夏の朝
 
 
「清武城」
 
接して3つの曲輪(くるわ)あり
加納小学校の裏山全体 山城で
遠く展望 清武の町
 
 
「えれこちゃ宮崎 祭り」
 
7月末の暑い日に
橘通り(たちばなどおり)いっぱいに
市民の踊りは夏忘れ
 
 
「姪(めい)っ子」
 
何年ぶりかの姪っ子は
お目目大きく色白で
おっとりしていて可愛くて
 
 
「佐土原の水神様」
 
大きな楠(くすのき)2本あり
時にはあふれる側(そば)の川
北を望めば尾鈴の峰が
 
 
「加納(かのう)バイパス開通」
 
路面黒々 田んぼの中を
大きな病院左に眺(なが)め
たどり着いたは加納十字路
 
 
「曽井城跡」
 
山城は今は私立の病院で
山頂温泉 曽井泉
裏道下れば曲輪(くるわ)あり
 
 
「白熊アイス」
 
山盛り氷の白熊は
一番上に小豆餡(あずきあん)
からっと暑い日には最高
 
 
「真夏の散歩」
 
カラッとした風かなり吹き
日差し強くて大汗かいて
それでも楽しい昼散歩
 
 
「エアコン」
 
電気店エアコン眺(なが)めりゃ
多機能製品
こんな事まで必要か?
 
 
「夏でも」
 
西風強く
山澄(す)んで
夏でも冬の空気あり
 
 
「稲刈り」
 
見渡す限り
稲刈り終わった田んぼあり
早期水稲 味は二の次
 
 
「鷺山(さぎやま)」
 
小川の周(まわ)りは森となり
白鷺 アオサギ ササゴイも
人の入れない楽天地
 
 
「カラスさん」
 
タバコの葉っぱは刈(か)られてしまい
丈夫な茎にカラスが一羽
真夏の昼ののどかさに
 
 
「健康診断」
 
流れ作業で
バリウム飲んで
一(ひと)運動の慣(な)れたもの
 
 
「新店舗オープン」
 
行列人数1300人
夏の暑さもなんのその
店舗の広さに方向迷う
 
 
「大粒の雨」
 
大粒の雨 音で知る
みんな空気に浮かんでいたもの
地上に降りて跳(は)ねて喜ぶ
 
 
「入道雲」
 
真っ黒上(のぼ)る入道雲は
真っ白湧(わ)き立つ入道雲は
地表の夏の元気の印(しるし)
 
 
「最近の扇風機」
 
マイナスイオンにリズム風
タイマーもちろん付いてます
首振り角度も可変です
 
 
「グアムの気候に」
 
今年の夏は
グアムに似てる
毎日数度のスコールあって
 
 
「お盆」
 
雨の間の墓参り
遠くの山は雲かぶり
近くの草は黄緑の
 
 
「萩(はぎ)の花」
 
ちらほら咲いた萩の花
真夏の風は熱いけど
ピンクの花びら秋の色
 
 
「来客」
 
若者来れば
新風吹いて
いつものテーブル様(さま)変わり
 
 
「花火」
 
新作花火は面白い
ハートのマークに星印
ローマ字模様も空飾る
 
 
「オリンピック」
 
人間の
能力を
ハッキリ皆に知らしめる
 
 
「青島」
 
海水浴場 白人多く
昔思えばタイヤチューブの浮き袋
現在はビニール船がレンタルの
 
 
「にわか雨」
 
大粒 傘を突き抜けて
雨音大きさ驚いて
夏の自然の迫力は
 
 
「8月20日」
 
すでに終わった甲子園
日中 暑さも峠を越えて
朝夕涼風(すずかぜ)ふと気づく
 
 
「びろう樹」
 
青島の
真の姿は
人の入れないびろう樹根元
 
 
「海水浴場」
 
水着は今はビキニが多く
ほんとに少ないワンピース
簡易型の監視台
 
 
「墓参り」
 
8月末の墓参り
周(まわ)りの空気が落ち着いて
空を見上げりゃ秋の雲
 
 
「虫の声」
 
8月も20日(はつか)を過ぎれば
虫の声
走る車の窓を開ければ
 
 
「鹿野田潮神社」
 
和泉式部の墓近く
塩水の井戸 境内に
社殿は小高い丘の上
 
 
「清水神社(きよみずじんじゃ)」
 
道から目立つ鳥居(とりい)あり
井戸水 名水焼酎(しょうちゅう)作り
末社も回りに数多く
 
 
「電気量販店」
 
ずらっと並ぶ単行本も
別の棚(たな)には食料品も
変わり始めた電気店
 
 
「温暖化でジェット気流が変化」
 
今年の夏はにわか雨
大粒激しく入道雲が
ジェット気流が変わったせいと
 
 
「万歩計」
 
ポケット入れてもカウントし
電池の寿命も1年までに
やっと使い易くなり
 
 
「早生(わせ)の柿」
 
柿の実熟(う)れた8月下旬
静かになったセミの声
朝夕すでに秋の始まり
 
 
「ポータブル・ハードディスクドライブ」
 
時代とともにデータ大きく
保存は今やハードディスク
1.2 mから落ちてもOK
 
 
「旧道」
 
バイパス通った旧道は
消防団に公民館
階段長い神社は山に
 
 
「秋気配」
 
夕暮れの
涼しい肌に
虫の声
 
 
「ホームセンター」
 
電線コーナーのぞいて見れば
種類の多さに
時間を忘れ
 
 
「下之川水神宮(水神様)」
 
境内土俵は俵(たわら)が取られ
刈り取り終わった明るい田んぼ
大きな錨(いかり)は2000年頃奉納されて
 
 
「新名爪八幡宮(にいなづめはちまんぐう)」
 
荘園時代 土持の墓残り
元は土持八幡宮
日向の古い領主です
 
 
「野菜のモロヘイヤ」
 
みるみる内に背が伸びて
葉っぱの付け根にトゲがある
地中海が原産地
 
 
「露草(つゆくさ)の白い花」
 
生まれて初めて白い花
車道のそばに2輪咲き
デジカメ写真にしっかり残す
 
 
「9月上旬」
 
日差しはまだまだ眩(まぶ)しくて
木の葉の風は元気良く
夏の名残(なごり)の9月上旬
 
 
「赤米(古代米)」
 
花と間違う赤紫の
モミの間の長い鬚(ひげ)
花は普通の白花で
 
 
「にわか雨」
 
秋めいて
それでも大粒にわか雨
まだまだ夏の元気あり
 
 
「萩(はぎ)の花」
 
ピンクと白の萩の花
秋の初めの昔のことを
風が運んで深い空
 
 
「コンビニ建物解体」
 
ショベルカー 大きなハサミが付いたもの
太い鉄骨 みるみる切れて
半日経(た)たずに更地となった
 
 
「虫の声」
 
今年の秋の虫の声
勢い増して
車の中まで
 
 
「ホームページ」
 
デジカメ写真が
生き返る
ホームページは楽しくて
 
 
「車のフューズ」
 
2個でたったの89円
予備のフューズが空(から)になり
これで安心 長持ち車
 
 
「秋のシャワー」
 
汗が出ない秋の日の
シャワーはこれまた気持ち良い
これは夏の習慣か
 
 
「100円ショップ」
 
プラ製品 初期の頃は低品質
最近見れば色豊富
作りもしっかり高級化
 
 
「台風」
 
テレビの台風見た後に
カーテン開ければ
黒雲厚く
 
 
「雨台風」
 
大きな川は堤防立派
小さな川は堤防無くて
半日経(た)っても水溢(あふ)れ
 
 
「台風の後の墓」
 
豪雨でシャワー
墓石は
乾拭(からぶ)きだけで墓参り
 
 
「加江田渓谷 台風被害」
 
トロッコ跡の遊歩道
道はえぐられ濁流届き
橋も2つが壊れたそうだ
 
 
「イルカ ウォチング」
 
天草の有明海の静か海
小船に沿って母も子も
イルカの賢い顔見えて
 
 
「天草 千厳山」
 
低いけど岩の景色が楽しめて
見晴らす天草
秋の空
 
 
「海中水族館」
 
窓から見える天草の海
小さな魚も
暖か日差(ひざ)し
 
 
「日本一大きい天草四郎 像」
 
故郷を見つめて
天草四郎
周(まわ)りの店は物産展の
 
 
「阿蘇(あそ)の草千里」
 
標高1300メートル霧の中
そこは立ち木が見えなくて
赤牛 黒牛 霧合間(あいま)
 
 
「メロン農園」
 
2色のメロンの食べ放題は
取れたて少しは硬いけど
水分豊富で香り良く
 
 
「台風一過」
 
青空見えて
風強く
しかもからっと爽快(そうかい)な
 
 
「ワイン工場」
 
ワインの樽(たる)が看板の
甘口 辛口 飲み比べ
こんなに味が変わるかと
 
 
「湧(わ)き水」
 
二日後(ふつかご)も
雨水しみ出る
秋の道
 
 
「スピーカーの変遷」
 
低音同じ45 ヘルツ
大きさぐっと小さくなって
10年進歩 目を見張る
 
 
「道の駅フェニックス」
 
今にも雨が降りそうな
黒ずむそばの日向灘
それでも多い観光客は
 
 
「宗麟原供養塔(そうりんばるくようとう)」
 
川南町 島津と大友 天正時代
大友本陣その近く古墳のそばに
六地蔵塔 多くの戦死者静かに眠る
 
 
「リサイクルショップ」
 
開店準備のリサイクル
棚(たな)はまだまだ空(あ)いていて
いろんな小物も買ってくれ
 
 
「10月の入道雲」
 
秋の夕方 空見れば
もくもく雲のシルエット
まだまだ昼は夏模様
 
 
「漁船」
 
港に戻る一隻(せき)の
夕方雲は黒いけど
エンジン軽く旗連(つら)なって
 
 
「創業祭の車店」
 
最近の介護座席は
座っていればモーターで
助手席正規の位置まで運ぶ
 
 
「キンモクセイの落花」
 
橙(だいだい)色と黄色を混ぜた
華(はな)やか化粧の舗装道
見とれて犬に吠(ほ)えられて
 
 
「汗をかいても」
 
秋の日差しもまぶしくて
歩けば汗がシャツぬらす
それでも風は夏とは異なり
 
 
「三納川(みのうがわ)のコスモス」
 
山の重なり水澄(す)んで
川原はコスモス橋のそば
花壇の花より野草的
 
 
「新しいスピーカー」
 
30年前大きくて
10年前は中型で
低音出ても今は小型のスピーカー
 
 
「満月 虫の音(ね)」
 
セイタカアワダチソウの黄色花
暗い空には丸い月
草原(くさはら)虫の音混じりあう
 
 
「京都のれん市」
 
お香が漂(ただよ)う そのそばに
コーヒー店も香りたて
和風の小さな菓子うまい