橋詩(5)

「橋詩」

橋詩(きょうし)の世界は三行詩
五や七 単位のブロックで
色んなものを橋渡し


<橋詩 南陽彰悟 ('04年10月21日から)>
 
 
 
 
「台風」
 
超大型の台風も
陸路を長く滑った後は
そよ風みたいに優(やさ)しさ増して
 
 
「十月下旬」
 
台風草陰じっと耐え
虫の音(ね)澄(す)んで
十月下旬
 
 
「紅葉黄葉(こうようおうよう)」
 
紅葉黄葉 心を舞って
さすがにここは上高地(かみこうち)
中でも明るさ明神池(みょうじんいけ)の
 
 
「唐(から)松 落ち葉」
 
黄葉 秋の唐松林
ちらちらチラチラ黄色散る
初雪前の細雪(ささめゆき)
 
 
「夜の上高地」
 
しんと澄(す)み 外灯無くて
一つの光に 川面(も)活(い)き活き
水音だけの上高地
 
 
「明神(みょうじん)池」
 
冬も凍らぬ明神池は
秋は紅葉 山映(うつ)し
穂高神社の 車に付ける反射板
 
 
「マグカップ」
 
思い出の日は
マグカップ
飲んで心に染(し)み渡る
 
 
「ハウチワモミジ」
 
見上げりゃ黄色のハウチワモミジ
拾(ひろ)えば大きな秋込(こ)めて
左岸も確かに秋の色
 
 
「澄(す)んだ水」
 
澄んだ水色 ブルーです
青池それに忍(おし)野八海
紅葉映す 梓(あずさ)川まで
 
 
「秋の山」
 
ススキの平地に見送られ
色付く落ち葉の上登り
山水たっぷり飲んで息つき
 
 
「秋の山道」
 
何度も登った山道だけど
秋の木の葉が敷き詰(つ)められて
道が見えずに心ときめき
 
 
「扁桃炎」
 
何十年ぶりかかってしまい
経過もそれぞれ懐(なつ)かしく
軽くなっての飯のおいしさ
 
 
「樋口(ひぐち)一葉」
 
樋口一葉記念館 旧居跡
ススキの花の気配はないが
昔の東京しっかり染(し)みつき
 
 
「ゴリラとパンダ」
 
昼寝の好きなパンダさん
考え仕草(しぐさ)のゴリラさん
今の人気はゴリラの方に
 
 
「沢」
 
一番変化を見せる沢(さわ)
雨降り後の水量は
別のものかと思わせる
 
 
「濡(ぬ)れ落ち葉」
 
雨降り後の濡れ落ち葉
色んな色が張り付いて
なかなかきれいな眺(なが)めです
 
 
「メタセコイヤ」
 
楓(かえで)の紅葉 イチョウの黄色
最後に葉の色 飾るのは
メタセコイヤの赤茶色
 
 
「秋から冬へ」
 
少しずつ 少しずつ
秋から冬への
衣替え
 
 
「田舎(いなか)のお店」
 
広くて立派な農道に
新しい店 三つも出来た
こうして変わる田んぼ道
 
 
「黄色花」
 
初冬晴天 風無くて
首長美人の豚菜の花は
ゆらゆら揺(ゆ)れて 春をまく
 
 
「水洗い」
 
車の引きだし水洗い
いつのものかは忘れたものが
しっくり馴染(なじ)んで収まって
 
 
「野原」
 
初霜前の草原は
まだまだ緑の勢揃(せいぞろ)い
しっかり心にしみ込ませ
 
 
「予防注射」
 
予防注射はインフルエンザ
年ととも ありがたみ増す
冬初め
 
 
「ぎっくり腰」
 
久しぶりでのぎっくり腰は
洗面するとき起こってしまい
無理せず無理せず治(おさ)まりを待つ
 
 
「ストーブ」
 
炭火色
見ているだけで暖かい
そんな季節が始まって
 
 
「ショッピングセンター」
 
外は寒風
ツリーも据(す)えて
人影今はまだまばら
 
 
「ススキの穂」
 
寒風に
白さを増した
ススキの穂
 
 
「十一月下旬」
 
澄(す)んだ空気を からから光
遠くの景色が近寄って
カメラ取り出す お昼どき
 
 
「白鳥」
 
今年の白鳥まだ数羽
多くの鴨(かも)類いる中で
羽を休めて池の角(すみ)
 
 
「モグラの散歩」
 
一面黄色の芝(しば)畑
黒々土盛り点々続く
モグラの散歩の道の上
 
 
「モミジとイチョウ」
 
モミジとイチョウは真っ盛り
野生の鴨(かも)舞う
母と子遊ぶ
 
 
「師走の嵐」
 
師走の嵐は夜のうち
朝は青空 風静か
それでも残る紅葉(もみじ)は健気
 
 
「ドライブ」
 
山懐(ふところ)の知ってる道は
どこへ行くのか知らぬ道
村落 神社の古い道
 
 
「電光看板」
 
LEDの看板増えた
青色加わりますます目立つ
田舎道まで派手になり
 
 
「ドウダンツツジ」
 
生け垣作るツツジでも
初冬を飾るドウダンツツジ
赤色映(は)える散歩道
 
 
「赤と黄色」
 
黄色のイチョウを背景に
紅(くれない)楓(かえで)は
ますますときめき
 
 
「背黒セキレイ」
 
風のない師走の昼の
人が作った水たまり
背黒セキレイ喜び遊ぶ
 
 
「師走の雨」
 
師走の雨は
猫毛雨
音も立てずに年の暮れ
 
 
「バリケン」
 
重たげな水鳥の
バリケン羽ばたく水面近く
飛んでる姿は爆撃機
 
 
「車から」
 
歩いていると車から
手を振られ
車 人顔 順に見て手を挙(あ)げ答えて
 
 
「師走の曇り」
 
師走の曇りは
うすら寒(ざむ)
今年の紅葉(もみじ)は長続き
 
 
「師走の星」
 
風強め
師走の星は
鋭く瞬(またた)き
 
 
「タイヤ」
 
新品タイヤは黒光り
ハンドル手応えふわふわと
少し増やそう空気圧
 
 
「汗」
 
汗をかかずに山登り
山のキツツキゆったりこつこつ
今年最後の楽しみの
 
 
「ザック」
 
坂におろした まん丸ザック
いつの間にかに転(ころ)がりだして
落ち葉ふかふか破れず嬉(うれ)し
 
 
「師走の月」
 
師走の月は
ぎらぎらと
この鋭さが冬を呼ぶ
 
 
「霜」
 
今朝(けさ)の畑は霜降りて
固くて冬の気合いがこもり
そうか今日はクリスマス
 
 
「年の暮れ」
 
風もなく日も照って
不思議に落ち着く
年の暮れ
 
 
「豊かさ」
 
夕日見て
朝日を見れば
人生豊か
 
 
「新年」
 
青空に雪溶(と)けて
野鳥の足跡(あと)
鶏(とり)の声
 
 
「カメラ店」
 
年明けてディジカメコーナー
ますます増えて
プリント値段もそれ主体
 
 
「黒富士」
 
正月夕焼け寒風に
黒富士くっきりシルエット
心にしっかりしみ込(こ)んで
 
 
「水鳥」
 
水鳥は
冬の水さえ
かけ合い遊ぶ
 
 
「ホワイトビーム」
 
ヘッドライトをホワイトビームに
くっきり明るく夜道楽し
古い車も活(い)き活きと
 
 
「夜の露天風呂」
 
寒さこらえて飛び込んで
首まですっぽり暖まり
真っ暗夜空にオリオン座
 
 
「鶏(にわとり)」
 
山の中腹つつじヶ丘に
三日の雪にも負けずに元気
誰が放した鶏(とり)さんたちは
 
 
「夜風」
 
寒風夜風は吹きつける
この前見とれた白梅は
どんな姿で花びらを
 
 
「アイスバーン」
 
私はステッキ打ち込んで
小股でゆっくりアイスバーン
周(まわ)りの人も真剣滑稽(こっけい)
 
 
「水場(みずば)」
 
岩の下から水もくもくと
コップですくってガブ飲みし
渇(かわ)いて無くても染(し)みわたる
 
 
「雪混(ま)じり」
 
目では見えぬが雪混じり
車のワイパーその跡に
水滴(てき)しばらく張り付いて
 
 
「筑波山から見る富士は」
 
筑波山から見る富士山は
夕は黒富士 朝 白富士の
続けて見たのは運の良さ
 
 
「町灯(あか)り」
 
冬の空気はビンと冴(さ)え
点々連(つら)なる町の灯(ひ)も
人工物とは思えぬほどに
 
 
「数十年の埃(ほこり)」
 
蛍光灯 傘(かさ)のホコリは数十年の
生活空気を吸い込んで
最後は砕(くだ)けて自然に帰る
 
 
「ボール型蛍光灯」
 
大きさしだいに小さくなって
明るくなるのも早くなり
これで味わう昔の影を
 
 
「最近の蛍光灯」
 
大小ペアーの色様々(さまざま)の
インバーターは当たり前
ぐっと細身のリング管
 
 
「アイゼン」
 
凍った雪の登山道
ズボンを濡らしてアイゼン付けて
短い距離でもサクサクと
 
 
「山水(やまみず)」
 
いくら飲んでも下痢をせず
はるばると他県の人も汲(く)みに来る
見れば十個のペットボトルを
 
 
「筑波山 西山の黒門跡」
 
江戸時代 罪人も黒門くぐれば
神仏の地で役人すらも引き返す
今も暖か冬の日も
 
 
「夏みかん」
 
斜面の道の夏みかん
冬の青空深み増し
大きく黄色の夏みかん
 
 
「シートベルト」
 
シートベルトを新品に
たるまずスムーズ引っ張り出せて
十分満足お金を出しても
 
 
「クリーンセンター」
大きく高い煙突に 建物まるで博物館の
車の重さを二度測(はか)り
体育館ほど燃焼炉
 
 
「三十数年前のプラスティック」
 
風呂場のコーナー三十数年
太陽当たらぬプラスティック
ごしごし洗えば新品そのものミカン色
 
 
「一月末日」
 
風寒く
日差(ひざ)しまぶしい
冬の青空
 
 
「韓国行き」
 
ヨン様ブームの真っ盛り
おまけに真冬のソナタです
これがチャンスと一飛びに
 
 
「ソウル」
 
川沿いは高層マンション ガラス張り
市場は早く全店開店
雪無くて川は全面白氷
 
 
「冬のソナタの島」
 
周(まわ)りの湖 氷り満ち
メタセコイヤに白樺の道
お客溢(あふ)れるマイナス十数度
 
 
「マイナス十数度」
 
夜風は強く体感マイナス20度以下の
通常は感覚ない肺吸い込んで
はっきり存在感じる寒さ
 
 
「韓国で」
 
韓国で話しかけられ日本語で
顔はいっしょに見えるのに
どこで分かるか 衣服か髪型?
 
 
「韓国料理」
 
タンパク豊富で野菜も多く
ピリリと効いた唐辛子(がらし)
おかげでマイナス夜風の町も歩けます
 
 
「ソウルの南大門市場」
 
厳寒の中 朝の9時にはすべてが開き
活力溢(あふ)れる働き者の
韓国の力にじます南大門市場
 
 
「韓国の生水」
 
韓国のコーヒーショップで生水を
冒険心で飲んでみた
結果は全く大丈夫 おなかの調子は上々の
 
 
「ソウルの鈴掛(かけ)の木」
 
ソウルの冬の街路樹は
車からでも鈴掛の玉
いくつも目立って冬の風
 
 
「ソウルの車」
 
渋滞で100台以上も車を見たが
ついに日本車見いだせず
韓国車(くるま)は国産車
 
 
「石垣の」
 
朝はみぞれの二月の半(なか)ば
石垣通ればその隙間(すきま)
春の花びら顔出して
 
 
「二月の鴨(かも)」
 
日に日に日差(ざ)しは強まって
鴨さんの旅立ち近くになったけど
岸にもかけっこ元気溢(あふ)れて
 
 
「住む家は」
 
南向き隣の物音あまりなく
インターネットの出来ること
車は平地の駐車場
 
 
「尾根の形」
 
いつも見慣れた山姿(やますがた)
飛行機窓から見下(お)ろせば
尾根の曲がりに驚いて
 
 
「二月の月」
 
二月末
風はなくても
冬の月
 
 
「春一番」
 
春一番は外に出て
遠くの山は黄色み帯(お)びて
5年前を思い出し
 
 
「離れた場所の」
 
離れた場所の住むところ
選ぶのとても難(むつか)しく
試しに住んでみてからの
 
 
「車の雪」
 
車の上の雪落とし
汚れもいっしょに擦(こす)られて
溶(と)け水はじいて玉となり
 
 
「霧氷(むひょう)」
 
冬の寒さに耐えかねた
山を天使が飾ります
朝日に青空 煌(きら)めく霧氷
 
 
「新しい雪」
 
いつもは岩の坂道も
新しい雪 隙間(すきま)を埋(う)めて
かえって楽な道となり
 
 
「ツアーのリーダー」
 
山のツアーのリーダーの
離れて聞いても面白話
おしゃべり上手も資質です
 
 
「雪の山頂」
 
いつもは登る山頂の岩
雪かぶり
靴跡一つも見あたらなくて
 
 
「山水(やまみず)」
 
雪近く
山水凍らず
うまさ増し
 
 
「雪の原」
 
雪の原
曇り空でも
まぶしいほどに
 
 
「記念に」
 
友に送った記念の物は
ハレー彗星 バードウォチング
思いでこもった双眼鏡を
 
 
「なつかしいキャラメル」
 
リバイバル 子供の頃のキャラメルを
箱のデザイン隅(すみ)から隅まで
なつかし眺めてしゃぶる味
 
 
「春」
 
暖かふくらむ空気の中で
遠くの景色もぼんやりと
いよいよ春が始まった
 
 
「先輩」
 
日焼けた顔で元気よく
温室中で話は弾(はず)み
おみやげハーブも丹精込(こ)めた
 
 
「ラジコン飛行機」
 
広々 川土手 春の空
伸びやか軽々エンジン機
歌うは春風 春の歌
 
 
「雨ヒバリ」
 
傘さして
口で雨受け
雨ヒバリ
 
 
「ハーブ農園」
 
土手の下 周(まわ)りは自然で
二十数個の温室並び
ほんわり暖気にハーブ溢(あふ)れて
 
 
「粗大ゴミ」
 
粗大ゴミ今日は最後の無料です
おかげで置き場はお店のように
数十年前逆戻り
 
 
「若草」
 
芝生の中の若草見れば
地面の中から
春は大気に
 
 
「畑にも」
 
点々と新築住宅畑にも
線引き規制が弱まって
農村風景変わりゆく
 
 
「春雨(はるさめ)」
 
春雨小雨は音もなく
降っても止(や)んでも変わりなく
ほんわり空気にとけ込(こ)んで
 
 
「ログハウス」
 
造りかけログハウス
自然活き活き楽しそう
すきま風はいらぬか?
 
 
「大物廃棄」
 
三十年大型金物別れ告げ
ディジカメ写真でお祝いし
見えなくなるまで見続けて
 
 
「引きだし」
 
放って置いた引き出しは
二十数年眠ってた
特殊定規(じょうぎ)も顔を出し
 
 
「梅林」
 
筑波梅林 花盛り
空気暖か風もなく
祭りの最後は和(なご)やかに
 
 
「ボケとジンチョウゲ」
 
三月末の雨の日は
ボケの花ジンチョウゲ
香りはまだでも蕾(つぼ)みふくらみ
 
 
「ゲートボール」
 
外の空気も和(やわ)らいで
ゲートボールのお年寄り
活(い)き活き動作のコーンとボールを
 
 
「ほろ酔い」
 
ほろ酔いはおしゃべり弾(はず)んで
昔話を思いだし
終わった後も心地よく
 
 
「春の陽(ひ)」
 
春の陽は地面の中までしみ込んだ
ツクシがにょきにょき顔を出し
春の別れを祝います
 
 
「お店」
 
お店が並んだ建物出来た
若者達がターゲット
中高年は食堂だけか
 
 
「ウグイス」
 
三月末の藪(やぶ)の中
ウグイスさえずりツヤを増し
桜のつぼみを震(ふる)わせて
 
 
「春」
 
春を知るには
野原に行けば
春の生気が身にしみ込んで
 
 
「’05年3月31日」
 
朝早く 風なく青空
傘(かさ)立てジョウロを水洗い
サボテンたっぷり水をあげ
 
 
「車のトランク」
 
車のトランク整理して
古い古い思い出の
かけらを惜(お)しんで捨て去って
 
 
「筑波山」
 
古くて生まれる思い出を
包もう薄いオブラート
男女の峰から天に浮かべて
 
 
「南国」
 
野菜は味濃く 人声かけ合い
まぶしい光の畦(あぜ)道を
鳴いて出迎(むか)えホトトギス
 
 
「峡谷(こく)の村」
 
急峻崖(がけ)縫(ぬ)い丸太のトラック
ほっと安心ダム湖の畔(ほとり)
人情温(あたた)か西米良(めら)の里
 
 
「田舎豆腐(いなかどうふ)」
 
山と谷川さかいの店は鳥写真
豆腐の歯ごたえ団子(だんご)似て
味も凝縮 若葉は水に
 
 
「旧型車」
 
14年間16万キロ旧型車
大きな修理もほとんどなくて
乗れば乗るほど可愛(かわい)さ増した
 
 
「ホトトギス」
 
カッコウ聞かずにホトトギス
高空(たかぞら)ヒバリを背景に
昨日(きのう)は遠くて今日近く
 
 
「梅雨の前」
 
朝風涼しく重みを増して
雨は降らない
6月4日は梅雨の前
 
 
「初夏の散歩」
 
麦わら帽子に水2リットル
水田 町並み風さわやかに
飛びつつ囀(さえず)るホトトギス
 
 
「毒蛾(が)」
 
枝を払って毒蛾に刺され
橙色のかわいい蛾 一生懸命身を守る
人はいいのさ薬を付けりゃ
 
 
「高原」
 
思い出車道をくねくねと
硫黄(いおう)の匂いと不動池
雲の間に赤々点とミヤマ霧島
 
 
「湧(わ)き水」
 
澄(す)んだ湧き水 量豊か
周(まわ)りの空気も清められ
まるまる太った鱒(ます)美味(うま)い
 
 
「渓谷(けいこく)」
 
今はトロッコ レールはなくて
最後の家にはおばあさん
庭木の手入れを静かさの中
 
名前知らない野鳥の声に
しめった細道 左は谷川
わずかに残ったレールは錆(さ)びて
 
 
「山桃(やまもも)」
 
静かな赤色 山桃の実は
響かぬ酸っぱさ甘さも込(こ)めて
焼酎(しょうちゅう)つまみに初夏思う
 
 
「水田」
 
空は夕焼け田んぼの色は
黄色濃い黄緑の
命みなぎる夕景色
 
 
「百円ショップも」
 
生鮮食品100円ショップ
初めて入(はい)って驚いて
小分けでありがた品豊富
 
 
「古いビニールホース」
 
暑さ寒さに日に照らされて
ねばねばくすんだ緑のホース
それでもしっかり水流し
 
 
「宮崎城」
 
関ヶ原その後 滅(ほろ)んだ山城は
オオバコ茂る山道の
頂(いただき)草むら白標柱の
 
 
「小さな観音様」
 
山城麓(ふもと)の細道に
古びた観音 参(まい)る人なし
聞けば斬(き)り合い戦場の
 
 
「飛びながら」
 
初夏の日差しに飛びながら
さえずる鳥は気合い込(こ)め
ヒバリにセッカにホトトギス
 
 
「日焼け」
 
鼻の両側 不思議な気持ち
夏の始まり
顔刺激
 
 
「黄昏(たそがれ)若稲」
 
稲のもっとも美しい
薄(うす)ら明かりの空の下(もと)
黄緑黄色のまぶしさの
 
 
「麦焼酎(しょうちゅう)」
 
焼酎甲と芋(いも)との間
特有匂いもほとんど無くて
これでも立派に乙種です
 
 
「山城 佐土原城」
 
V字の山壁その底(そこ)登る
尾根沿い登るを妨げて
本丸広場は石垣四角
 
 
「タバコの花」
 
大きな葉っぱは黄色み帯(お)びた
小柄な花花ピンク色
初夏の日差しは青色の
 
 
「梅雨」
 
雨脚(あし)太く
いつまでも
ここは南国 梅雨景色
 
 
「野鳥のコジュケイ」
 
松林抜けた所(とこ)
コジュケイ自然に道ばたの
胸元鮮(あざ)やか落ち着いて
 
 
「季節」
 
朝の涼しさ嬉(うれ)しいほどに
季節は夏に
踏(ふ)み込(こ)んで
 
 
「新しいショッピングセンター」
 
それぞれ個性のおしゃれして
店の明るさ多さにめまい
若い世代の町生まれ
 
 
「大炊田(おいだ)浜」
 
母も遠足小学の頃
砂浜流木アカウミガメの
波間にすっくと難破船
 
 
「100円ショップ」
 
細いタワシを買いました
材質 見た目も変わらずに
値段はたったの五分の一の
 
 
「海底光ケーブル」
 
信号は海原(うなばら) 砂浜 松林
海旅休める90メートル塔の先
ここから電波で空渡り
 
 
「撫(な)で地蔵」
 
観音堂からしばらく下る
ウグイス背景ホトトギス
撫でれば治す衣(ころも)着て
 
 
「ひょうたん淵(ふち)登山コース」
 
加江田(かえだ)川 水色涼し
丸野駐車場 広々舗装の山近く
日向ラインと呼ばれて久し
 
ここはトロッコ走ってた
木材積み出し今はなく
ゼンマイ摘(つ)んだ春の日の
 
トロッコ跡はハイキング
左手渓谷 右ぎ崖(がけ)の
若者遊ぶビニールボート
 
ウグイス冴(さ)えて水ふるわせる
水音響き白水の 淵は緑の音無くて
木陰の道は夏も涼しく
 
今でも残るレールは一部
細くて可愛い錆(さ)び姿
簡易電線 崖沿いに
 
土石止めダム地図にもあって
金属網橋ひょうたん淵橋
そこの手前が登山口
 
しばらくは朽(く)ちた丸太の階段あって
沢の左岸をたどる道
マークはありがた赤ビニールテープ
 
Y字路は左が谷道 右尾根道の
尾根道は通行止めのロープと指導標
丸太橋 丸太梯子(はしご)もありがたく
 
谷道十分楽しんで左に離れて尾根に着く
なだらか尾根道 鳥の声
しばらく登って麻畠十字路に
 
たくさん立ってる指導標
距離も時間も書いてある
今日はここまでハイキング
 
今年の空(から)梅雨忘れるほどの
しっとり湿(しめ)った谷の道
ひょうたん淵登山道誰にも会わない自然道
 
 
「硫黄(いおう)谷休憩所コースへ」
 
十字路は新旧いろいろ指導標
ここから下るは硫黄谷
尾根道 快適 鳥の声
 
しばらく下れば8畳ほどの
そこで昼食カップラーメン
黒糖お菓子も口広がって
 
尾根道途中で終わりになって
左へ下る硫黄谷
ここにも木製指導標
 
沢の水そこにちょろちょろ蛇の尾が
沢の左をしばらく下り
緑に苔(こけ)むす丸太橋
 
丸太の梯子(はしご)はロープ付き
久しぶりでの大岩を
ここは谷道こけの道
 
岩の下から多量の水が
これが冷泉 硫黄を含む
硫黄谷 名の起源
 
それから沢水 量多く
左岸をすたすた気持ちよく
突然見える屋根枝越しに
 
水タンク きれいでさっぱりトイレあり
コンクリートの休憩台
屋根付きベンチで4人の女性
 
芭蕉(ばしょう)の葉っぱは風揺らぎ
昭和天皇歌碑あって
橋の道 加江田川渓谷 トロッコ跡の
 
左岸の道は水の音
汗を乾かしなだらかな
車我待つ丸野駐車場
 
ひょうたん淵(ふち)コースより楽な道
今度この道のぼるとき
冷泉飲んで味見よう
 
 
「掃海艇」
 
濃い灰色の木造船の
急な階段 機関砲
ハイテクぎっしり操舵室
 
 
「電気屋の」
 
幸せ顔の若者達の
長々寝そべる電気あんま機
思えば今日はウィークデーの
 
 
「昔の道は」
 
学校通った昔の道は
歩いてみたけど分からずに
後で地図見てようやく知って
 
 
「アロエ」
 
アロエ育てて30年の
その根固くて木質化
藪蚊(やぶか)刺されて汁付けた
 
 
「タバコの葉摘(つ)み」
 
大きく黄色にタバコ色付き
茎またぐ農機具ゆっくり音を立て
今は座(すわ)って夫婦で葉摘み
 
 
「砂地の畑」
 
潮風清める砂地の畑
夏の日差しと砂戯(たわむ)れて
伸びて色付くタバコの葉
 
 
「丸太小屋」
 
渓谷(けいこく)沿いの細い道
たった一軒丸太小屋畑も側にちゃんと有り
住む人なぜか せせらぎの音
 
 
「木橋の手摺(す)り」
 
細くて高い木橋あり
渓(けい)流 音立て白光り
手摺りの柱はトロッコレール
 
 
「アルミの薄皿」
 
蚊取り線香アルミの皿に
これは見覚え小学給食
いつも載せてたコッペパン
 
 
「野菜の味」
 
強い日差しで育ったゴーヤ
田舎豆腐(どうふ)の固さの中で
美味(おいし)さ感じる幸せ時代
 
 
「夏の夜」
 
焼酎火(ほ)照りの盛り場の
夏の夕暮れ
山頭火 句碑(ひ)
 
 
「千田(ちた)の潜水橋」
 
35年前君と歩いた潜水橋は
男の子達の水中めがね
手摺(す)りはなくて幅広く
 
 
「高取山公園」
 
裏の山並み懐(な)かしく
父母妻と登ったあの日
ヒッピー今はどこの空
 
 
「農道」
 
海岸近くて砂地の農地
東西南北細くてまっすぐ農道を
光と戯(たわむ)れ歩む我
 
 
「ゴルフ場」
 
畑と比べてゴルフ場
緑はあるが生きて無く
周(まわ)りの松が寂(さび)しげな
 
 
「カラスウリ」
 
夜にひっそり糸伸ばし
朝の日陰に咲き残る
カラスウリ花 緻(ち)密花
 
 
「千谷公園」
 
霧島連山背景に伏流水の泉あり
清水洗われ水草踊(おど)る
引かれた水路はニジマス跳(は)ねて
 
 
「アロエ」
 
掘り出されたアロエの力
コンクリートの上で陽(ひ)に
それでも枯れぬ何週間も
 
 
「佐土原のダンジリ喧嘩(けんか)祭り」
 
駅跡広場は人の群れスタート合図は消防車
青赤ダンジリ焼酎(ちゅう)匂いと太鼓音
ぶつかり音と土埃 歓声夏を吹き飛ばす
 
 
「第三のビール」
 
ビール 発泡酒それに第三ビールあり
飲んでみて味の差分からぬ我ならば
値段の安い第三ビール
 
 
「夏の散歩」
 
夏の散歩は日差(ざ)しの中を
伸びた葦原(あしわら)刈られたタバコ
木陰で飲む水 宝水
 
 
「カラスウリの花」
 
夜中の虫にも見えるよう
真っ白花びら糸模様
朝にも日陰で咲き続け
 
 
「土用の丑(うし)の日」
 
堅めのウナギと呉汁(ごじる)の味で
故郷(ふるさと)帰った
喜び ひしひし
 
 
「キュウリの実」
 
ビニール上げた温室に
黄色く枯(か)れた葉っぱにツルは
緑のキュウリを見送った
 
 
「天の岩戸神社」
 
底見えぬ深い谷底その向こう
断崖木茂りうっそうと
神が隠れた洞穴は誰も入らぬ幾千年も
 
 
「高千穂峡」
 
岩と水とが戯(たわむ)れあって
築いた彫刻
仕事は今も
 
 
「トウモロコシ」
 
山間(やまあい)のかやぶきの屋根
軒(のき)下飾る
トウキビの色
 
 
「カッポ酒」
 
わらぶき屋根下
カッポ酒
すすけた柱に山菜料理
 
 
「子供のカマキリさん」
 
帽子に付いたかカマキリさんは
鎌で構えるその姿 まだまだ子供の緑色
そっとつまんで部屋の外
 
 
「蓮ヶ池歴史文化館」
 
キャラメル箱の懐(なつ)かしさ
オマケのおもちゃも一緒になって
磨きをかけたは50年
 
 
「パチンコ屋さん」
 
パチンコ興味はないけれど
そこの音楽 店員マイク
雰囲気なかなか興味深くて
 
 
「子供のカタツムリ」
 
雨宿り後 涼風流れ
黒みを増した舗装の上で
伸びやか爽(さわ)やかでんでん虫は
 
 
「天神山公園」
 
あのとき登った50年前
茅花(つばな)を採(と)った尾根はどこ
うーんここかな夏の汗
 
 
「宝塔山公園」
 
階段細道 倒木あって
公園作りの工事中
昔の面影 桜の葉茂り慰霊塔
 
 
「ハジ(ゼ)馬場」
 
百年以上のハゼの木並木
あのころ砂利(じゃり)道ホコリ道
蝋燭(ろうそく)原料ハゼの実の
 
 
「旧商家」
 
漆喰(しっくい)壁の旧商家
瓦(かわら)も屋号の文字あって
二階は土壁 夏風さーっと通り抜け
 
 
「愛宕(あたご)の池」
 
三輪車 妹いっしょの背景に
ぼやけた堤防 愛宕池
行けば白蓮(しろはす)大輪の
 
 
「お盆」
 
墓石日差しに熱くなり
拭(ふ)いた水跡すぐ乾き
今年も盆はにぎわいの
 
 
 
「送り火」
 
松の根油をにじませながら
祖先を送る
香りと明かりが懐(なつ)かしく
 
 
「あの本屋さん」
 
あのころは大阪駅前 本屋さん
こちらにも20万冊イオンの中で
今日探したは二万五千分の一の地図
 
 
「えびの高原」
 
暑さ忘れる爽(さわ)やかさ
海老色変わったススキの葉と穂
見つけて嬉(うれ)しい夏の空
 
 
「韓国(からくに)岳」
 
止まれば涼しい見晴らしの
夏景色しだいに増える火山湖は
最後に大きく大浪池(おおなみがいけ)
 
 
「高千穂峰(たかちほのみね)」
 
高千穂峰 数十分も眺(なが)めれば
雲無しモクモク
雷鳴までも
 
 
「えびの温泉」
 
お湯豊富
色は褐色(かっしょく)
それでもすっきり
 
 
「えびの高原-韓国岳コース」
 
40年前登った道は
溶岩古くて木々茂り
安全楽しい登山道
 
 
「御池(みいけ)」
 
霧島山を背景に
すっぽり樹木に囲まれて
ボートの浮かぶ静かな御池
 
 
「千里ヶ滝」
 
細道下り階段下り
トンネル下り
木立に顔出す轟(ごう)音ともに
 
 
「秋の顔」
 
湯上がりの
肌のひんやり
秋の顔
 
 
「弁天山」
 
幼い頃から眺(なが)めた山は
夏の夕方 汗かき登り
上には社(やしろ)とアンテナの
 
 
「絵はがき」
 
ありそうで
ショッピングセンター探しても
遂(つい)に無かった絵はがきは
 
 
「大淀川(おおよどがわ)学習館」
 
魚 蝶 樹木の生き姿
花切り山に双石(ぼろいし)鰐塚 南空
夏を流れる大淀涼し
 
 
「夏の終わりを」
 
車のエアコン最大風量
それがしだいに風量下げて
思えば今日は29日の
 
 
「江戸時代の民家」
 
4軒並ぶ展示の民家
床は竹製ムシロをかけて
囲炉裏(いろり)でいぶされ柱は重み
 
 
「つくつく法師」
 
今年初めてつくつく法師
子供走って親後に
舗装道路の森の中
 
 
「夏の汗」
 
散歩でTシャツ汗でぬれ
もうすぐ9月の末になり
なつかし夏の思い出に
 
 
「座論梅(ざろんばい)」
 
樹齢600もと一本の
そばには丸みの力石
今 葉は茂り夏の終わりの
 
 
「柿の実」
 
柿の実熟(う)れて日を浴びて
椋鳥(むくどり)5羽も枝留(と)まり
秋の初めのおご馳走(ちそう)
 
 
「台風」
 
海からあがったばかりは強い
九州 関東 大違い
台風呼び名は一緒でも
 
 
「ガラス一枚」
 
ガラス一枚隔(へだ)てた中で
風音と家の震動
自然の意志を体で受けて
 
 
「遅い台風」
 
雨風続く長時間
いやな客よりつらいもの
歩みののろい台風さんは
 
 
「川の土手」
 
いつもは楽しい川の土手
台風去った晴れの日は
くっきり水位を示す草
 
 
「水害」
 
堤防越えた水の跡
水をかぶったタンス テレビに冷蔵庫
畳も積まれて道路脇
 
 
「日向国分寺跡」
 
廃仏毀釈(きしゃく)も乗り越えて
大きな木像仏様
ちょうど今は発掘中の
 
 
「天ヶ城」
 
山はうっすら雲海の
台風過ぎて桜倒れて
あんなに暴(あば)れた大淀川も
 
 
「富有柿」
 
ムクドリ食べた富有柿(ふゆうがき)
肥料も薬も与えずに
それでも甘く小粒でも
 
 
「デパート」
 
エスカレーター真ん中に
一段降りてぐるっと回る
衣類の売り場の広いこと
 
 
「富田(とんだ)灯台」
 
青海背景 観音山の
石像見守る夏の坂
白亜の灯台 一ッ瀬川の白光り
 
 
「富田の岩(いわ)観音」
 
入り江と海を見下ろして
大岩掘られ中に寺
潮風階段 急斜面
 
 
「博物館」
 
50年前 家の中
ちゃぶ台 カマドに
五右衛門風呂(ぶろ)の
 
 
「秋の夕焼け」
 
青空に
飛行機雲の
秋の夕焼け
 
 
「巨田(こた)池の鴨(かも)網猟」
 
朝夕に三角網を投げ上げて
池への出入りのカモを捕(と)る
こんな豪快古式の法は夏はひっそり菱茂り
 
 
「大型ショッピングセンター」
 
残暑厳しい三連休は
涼みがてらの店歩き
ついでに献血 日陰のバスで
 
 
「パチンコ屋さん」
 
大音響の音楽と
パチンコじゃらじゃら大きな音の
タバコの匂いの別世界
 
 
「夏の中に」
 
汗をかいての散歩の中で
止まれば涼しい風感じ
夏の日差しに秋気配
 
 
「仲間原(ちゅうげんばる)の古い道」
 
台地の畑と森の中
ぽつんと一軒家あって
城と城とを結ぶ道
 
 
「映画」
 
出来たてソファーの映画館
立体音響めまぐるしくて
二人で見たのは「四月の雪」の
 
 
「新田原(にゅうたばる)古墳」
 
広々畑の台地の上に
点々 古墳はしっくり馴染(なじ)み
千数百年のまろやかさ
 
 
「法華嶽(ほっけだけ)薬師寺」
 
見下ろす広場は音楽舞台
和泉(いずみ)式部の言い伝え
左右を飾る鬼瓦(がわら)
 
 
「土石流跡」
 
遠くの山肌 土石流
緑の中に倒木と
土色くっきり台風の
 
 
「秋風」
 
夕暮れの風に秋風
車の隙間(すきま)に吹き込んで
体の芯(しん)まで秋気分
 
 
「蓑虫(みのむし)」
 
榊(さかき)の葉の下
秋の影
蓑虫ひっそり楽しげに
 
 
「小川」
 
周(まわ)り田んぼで土手は草
小魚釣ったあのころは
時代変わってコンクリートの溝 哀れ
 
 
「佐賀利(さがり)の天子神社」
 
奥の院下 扉(とびら)あり
御幣(ごへい)にスコップ 砂盛りあって
この砂まけばマムシよけ
 
 
「石井十次のお墓」
 
茶臼原(ばる)孤児院収容1200人
開拓した地は お茶明るくて
十次の墓は今日も花あり
 
 
「レール跡」
 
JR 私鉄にトロッコレール跡
草茂る土手 自転車道に ハイキング道
姿変われどくっきり残り
 
 
「骨董(とう)品市」
 
残暑の中の駐車場
柱時計に古カメラ
子供の頃の想い手に取り
 
 
「生目(いきめ)神社」
 
御神水 目の薬
オガタマの木は古来の神木
旅館も一軒古くから
 
 
「月知梅(げっちばい)」
 
400年の梅は黒々
マラソンゴールは45年前
緑の新枝 花想(おも)う
 
 
「佐土原十六烈士の墓」
 
一ッ瀬川の土手近く明るいひなびた風の中
文字もかすかな墓石あり
並んで十六 造花も飾る
 
 
「日向大橋のそば」
 
旧道橋は橋脚だけの
道はくっきり今残り
釣り船屋さんは昔から?
 
 
「椿山(つばきやま)森林公園」
 
加江田川へと降りる山道
山林覆(おお)う暗がりに
黄色に一輪キバナノホトトギス
 
 
「車のエアコンファン」
 
昨日後半ファン止まり
今朝は順調よく冷えて
調べてもらえば枯れ葉どっさり
 
 
「三納小学校」
 
三十年前校門に
君の思い出いっしょに行った
今はコスモス近くの川に
 
 
「佐野原(さのわら)聖地」
 
船野から台地に向かう細い道
桜並木に鎮守の森の神武天皇ご誕生
そこは佐野原神社あり